埼玉県川越発~お小遣いサラリーマンの登山記録

少ないお小遣いの中で登山費捻出に苦労する、川越在住38歳サラリーマンの登山記録です。県内の低山から関東の百名山、たまにアルプスへ。

2017.2.26 文三郎尾根~赤岳~地蔵尾根(日帰り周回)

【行 程】

2017年2月26日(日)快晴

7:00:美濃戸口

10:00:赤岳鉱泉

10:50:行者小屋

12:50:赤岳山頂

13:20:地蔵の頭

14:20:行者小屋

15:50:美濃戸口

GPS作動不良により、時間は記憶頼り

 

【装 備】

靴:スポルティバ ネパールEVO

上着:finetrackニューモラップフーディー+finetrackドラウトセンサージャケット

インナー:montbellジオライン中厚手+finetrackドライレイヤー

パンツ:NORTHFACEバーブパンツ

アウター:finetrackエバーブレスアクロ上下(使用せず)

ゲイター:NORTHFACEアルパインロングゲイター

ザック:gregoryアルピニスト35

アイゼン:Grivelニューマチック12本

ピッケル:Grivelエアーテックエボリューション

 

【登山日記】

月~木の大阪出張(激務)から金曜日は諸々の後処理。

土曜日は家族サービスに費やして快晴の日曜日、溜まりに溜まったストレスを解消すべく、日帰りで4度目の赤岳へ挑戦します。

連日の深酒と狂った生活リズムで体調はボロボロ、正直どうなるやら・・・・

 

 

早朝4時に川越を出発。

圏央道~中央道を経て6:30に八ヶ岳山荘前の駐車場へ到着。小淵沢ICから美濃戸口までの林道は一部凍結が見られましたがチェーンは不要。スタットレスがあれば十分に走行可能なレベルです。

6:30の時点で空きは2台程。さすが冬季人気エリアの日曜日、朝から凄い人です。駐車場は日当たりが悪いのか凍結が至る所に見られました。

準備を整えて7時ちょうどに美濃戸口を出発します。

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赤岳登山で毎度ネックになるのが、赤岳山荘までのロード歩き。

この区間だけシャトルバスか何かで運搬してくれると非常に嬉しいのですが・・・・なんて贅沢言ってると観光客が殺到して、今よりもっと混雑するか。

一般の車は美濃戸口から通行止めになっており、スタートからアイゼンを装着して赤岳山荘~美濃戸山荘を経由して赤岳鉱泉へと進みます。

案の定体調は最悪でペースが上がらず、途中何度か雉撃ちと休憩を挟みながらの亀さんペース。こりゃ赤岳どころか鉱泉まで辿り着けるかすら疑問だな。

途中でエベレスト登山隊並みの装備を抱えた韓国人パーティーとすれ違いましたが、全員疲弊した表情で歩いていました。何の訓練だろ?

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赤岳鉱泉で初めての「アイスキャンディー」を見学して補給とトイレ休憩を済ませて行者小屋へ。

少しずつ体調も戻ってきたので、まずは文三郎尾根の赤岳ー阿弥陀岳の分岐まで行ってみる事にしました。

この日は恐ろしいくらいの快晴&無風。上下ハードシェルを脱いでもまだ暑いくらいの小春日和です。

普段は冬山に暖かい飲料以外は持っていかず雪を口に含んで凌ぐのですが、さすがの暑さに鉱泉ポカリスエットを購入しちゃいました。

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前回、我々が西穂高で敗退した同時刻に、この阿弥陀岳早稲田大学の学生が亡くなったようです。天候の良い時はこれほど穏やかな山容でも、ひとたび荒れると簡単に人の命を奪ってしまう冬山。改めて気を引き締めて登りたいと思います。

行者小屋から文三郎尾根は綺麗に雪の階段が作ってあり、とても登りやすく慣らされています。でもその勾配はなかなかキツい!!

途中で切れる息を整えながら、阿弥陀岳との分岐に到着。

稜線に出るとさすがに寒く、薄手のシェルとバラクラバを装着して一気に赤岳を目指します。

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分岐から赤岳山頂までは、岩と雪のミックスとなります。

前回赤岳を登った時は、この区間が一番大変だったような記憶がありますが、今回はそれほど苦労せずに登れました。少しはレベルアップしたのかな??

寒さに耐えながら赤岳山頂へ到着。素晴らしい眺望に感動するも、寒さで長居できません。早々に赤岳展望荘方面へと下山を開始。

地蔵様にご挨拶してこわごわと地蔵尾根を下ります。

この地蔵尾根の下りが一番怖かった!!

弛んだ雪と急斜面にビビリの私は完全にヘッピリ腰。一部区間は後ろ向きでピッケルを突き刺しながらヘロヘロと下り、他の下山者の失笑を買う始末。みんな怖くないのかい・・・・

何とか急斜面をクリアして樹林帯を抜ける頃には完全にグロッキー。しかし日帰り登山なので休憩もそこそこに美濃戸へ下山せねば日が暮れてしまいます。

行者小屋から美濃戸までの道のりを考えると少々ウンザリ。

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素晴らしい絶景の中での登山で心が弾んでいるせいか、行者小屋から美濃戸口までの林道は非常に良いペースで歩ききれました。

最後までアイゼンを外す必要がないほど雪があった事が逆に歩きやすかったのか、とてもコンディションの良い南八ヶ岳登山に心の充電はバッチリです。

仕事で疲れた時はダラダラと休まずに、身体に活を入れるべくバシっと運動した方が逆に疲れが抜ける事を学んだ今回の登山。

ありがとう赤岳!!


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