埼玉県川越発~お小遣いサラリーマンの登山記録

少ないお小遣いの中で登山費捻出に苦労する、川越在住38歳サラリーマンの登山記録です。県内の低山から関東の百名山、たまにアルプスへ。

2016.12.26 奥岳登山口~安達太良山(日帰り周回)

【行 程】

8:11:安達太良奥岳登山口

9:19:勢至平

9:58:くろがね小屋

10:28:峰の辻分岐

10:59:山頂直下

11:12:安達太良山山頂(乳首)

12:01:薬師岳

12:46:安達太良奥岳登山口

 

【登山日記】

今年の秋から年末にかけて、仕事が忙しくなかなか大きな登山に出ることができませんでした。どうしても2016年の登山納め+雪山初めをしたく、日帰り圏内で雪の有りそうな山をリサーチした結果、選んだのは人生初の東北地方の山「安達太良山」。

 

早朝4時過ぎに川越を出発し、東北道佐野SAで柏から来た相棒と合流して7:30には安達太良山登山口の奥岳登山口へ到着。

麓から確認する限り、山にはほとんど雪は積もっておらず、山頂付近にチョロっと雪化粧してる程度に見えます。せっかく福島県まで出向いた2016年登山納めです、できればしっかりした雪山を満喫したいところですが、ちょっと難しそうな感じがします。

 

10台程度しか停まっていない駐車場で手早く準備を済ませ、8時過ぎに出発。ゲレンデの脇から奥岳自然歩道へ入り登山スタート。

この日は無風でしかもポカポカ陽気、ハードシェルのパンツと今日が初使用のファイントラック「ドラウトポリゴン3」に厳冬期用グローブを装備してスタートしましたが、とても暑くて着てられません。登山開始10分で全て脱いで春のハイキングのような恰好で再スタート。登山道には2cmくらいの積雪があり、思ったよりも雪山の雰囲気は出ていました。

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久々の雪を踏みしめながら緩やかな登山道を少しずつ高度を上げていきます。

特に危険個所や難度の高い場所もなく、途中で硫黄の匂いを嗅ぎながら2時間程で「くろがね小屋」に到着。

登山道が緩やかだったせいか特に腹も減らず喉も乾いていなかったので小屋には入らず外でナッツを食べる程度の小休止。

小屋のスタッフさんがいたのかどうか分かりませんが、外から見る限りでは無人のようでした(後で他の登山者に聞いた所、営業していたようです。)

とても綺麗好きな小屋主さんのようで、壁のいたるところに「靴の泥は綺麗に落としてからお入り下さい!」と掲示がありました。

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くろがね小屋から先は今までのハイキングコースから一変して本格的な登山道になります。アイゼンを装着した方が楽に登れるくらいの斜度と積雪量になり、峰の辻まで一気に登り詰めてアイゼンとキャップ、サングラスを装着。

稜線に出た瞬間に西側からの強い風が吹き付け、下界とは打って変わった冬山の様相になりました。やはり好天で小春日和でも冬山は油断ならないと痛感した瞬間でもありました。

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峰の辻辺りからホワイトアウトに巻かれて登頂を断念したブログを方々で確認していたため、ここが今回の登山のターニングポイントだと思っていましたが難なく通過。

途中で強風に踏み跡が完全に消えている箇所があり、ルート読みに脚が止まる場面もありましたがなんとか山頂の「乳首」に到着。

360度福島平野が見渡せる大絶景に感動するも、あまりの寒さに早々に退散。

ピストンで戻らずに薬師岳~スキー場ゲレンデを経由して奥岳登山口へ戻ります。

ゲレンデは積雪が少なく泥にまみれた悲惨なコース。ここを通過するのが今回の登山で一番難儀したかもしれません。

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スキーやスノーボードに興じる方々を横目にゲレンデを下り、13時前にはスタート地点の駐車場に到着しました。今回は渋滞にかからず早めに撤収したかったので入りませんでしたが、登山口すぐ隣には日帰り入浴施設も併設されており、機会があれば入浴してみたいと思います。

登山人生初の東北の山。埼玉からは少々距離がありますが、綺麗に整備された設備と登山道、人も少なく絶景を満喫できる安達太良山は雪山登り初めにかなりお勧めです。

でも冬山初級に位置付けられていると言っても立派な冬山です。10本以上のアイゼンとピッケル、地図読み能力、相応の冬山使用の装備は必須です。


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