2016.11.26 日和田山~物見山~ユガテ(日帰り)
【行 程】
■2016年11月26日(土)快晴
6:36:日和田山直下有料駐車場発
6:59:日和田山山頂
7:36:物見山山頂
8:01:北向地蔵
8:45:スカリ山山頂
9:11:ユガテ
【登山日記】
自宅から車で30分程度で登り始められる「奥武蔵」山系。
休日でも5時頃起床してサクっと登って帰宅すれば、10時からの家族サービスに間に合います。朝から夜まで丸一日遊びとなると気が引けるところも、早朝から午前中早めまでなら問題ありません。
こんな手ごろな山が家からすぐ近くにある幸せも、田舎暮らしならでは(泣)
登山のトレーニングは登山が一番と言う事で、なるべく週1は入山するよう心掛けていますが、まぁ人生はそう上手くいくものでもないようですが・・・
西武秩父線「高麗駅」から10分ほど歩くと、日和田山の登山口があります。
登山口すぐに300円で1日停められる駐車場があります。土日は10時頃になると満車状態ですが、朝の6時台なら誰もいません。無人なので300円の小銭を用意しておくこと。
登山道からまずまずの登りが始まり、すぐに男坂と女坂の分岐に差し掛かります。
男坂と言っても大した事はありませんが、岩登りの雰囲気は十分に味わう事ができます。幼稚園くらいの子供もワイワイと登っています。
男坂を登りきると、山の中腹に建つ「金比羅神社」の鳥居が出てきます。
ここで眼下に巾着田や高麗の街並みが広がってお手軽に眺望を楽しむ事ができます。
神社の脇を抜けて少し登ると日和田山の山頂に出ます。
ここからは登って下っての杉林の中を稜線歩き。色々な野鳥看板が飽きさせません。
一度舗装路に出ると電波塔が現れます。ここが高指山の山頂らしいですが、山頂標識などは特にありません。
高指山から舗装路を歩くと左手に茶屋が見えてきます。早朝の時間帯は営業してるはずもありませんが、自販機と公衆トイレがありがたいです。
ここから再び登山道へと入り、小高い丘を登り切った所が物見山の山頂。わずかな距離でいくつものピークを踏めるのも、奥武蔵山系の魅力でしょうか。
残念ながら物見山からの眺望はほとんど期待できません。ベンチもある広いピークなので、ここで休憩を取ってるハイカーは多くみられます。
物見山のピークを降りて登山道に戻り、ひたすら杉林の稜線を歩くと「奥武蔵グリーンライン」に出ます。
この奥武蔵グリーンラインは鎌北湖から定峰峠辺りまでを結ぶロング林道で、10以上の峠を結んでアップダウンをたのしめる事から、バイカーやサイクリストに人気の林道です。かくいう私も登山にハマる前はしょっちゅうロードバイクで走りに来ていました。
グリーンラインと並走する登山道を歩くと「北向地蔵」に到着。ここで奥武蔵の様々なスポットへ行ける分岐となります。
北向地蔵のすぐ右手の急登を直登すると、愛宕山というピークが現れます。
ここから森の奥へと進むと踏み跡が怪しくなるので、一旦グリーンラインに戻り、正規の登山道へ入り直します。
この辺りから登山道の斜度も少しずつきつくなり、スカリ山という小ピークを越えるまでは狭い稜線をガシガシと登らされます。その代わりに眺望はだんだんと本格的な山の様相に移り変わってくるのが楽しいエリアでもあります。
スカリ山のピークを降りると顔振峠方面とユガテ・東吾野駅方面の分岐に出ます。
残念ながら今回は昼前には帰宅する午前中登山なので、分岐を左折して下り始めます。
しばらくすると山の中腹に数軒の民家と田畑が現れます。これがユガテという一見すると桃源郷のような不思議な地域。民家の間を縫うようにして登山コースが設置されているので、迷惑にならないよう静かに通過していきます。
ユガテからは地元の虎秀(こしゅう)やまめ会により最近復活した「飛脚道」を使って東吾野駅まで一気に下ります。いくつかの小ピークを越えて行きますが、しっかりと巻き道も用意されておりとても歩きやすい登山道です。最後の下り道は驚くような直下道ですが、きちんとジグザグに降りれるよう整備されています。
吾那神社の裏から境内に入って登山道は終了。参拝して東吾野駅から西武秩父線で高麗駅まで戻り、車をピックアップして早朝登山は終了です。
大きなピークを持たない奥武蔵はバリエーション豊かな登山林道を沢山持つ魅力的な山域です。大きなピークを目指して直登する登山もいいですが、たまには地図を片手にどのルートを歩こうか思案しながらの散策は実に面白いので、ぜひお勧めです!
【気付き】
・作業林道が網の目のように張り巡らされています、道迷いに注意が必要です。
・花粉シーズンは杉花粉の発生源エリアなので、花粉症の方は入山しない方が得策です。