SUUNTO 【コア ブラッシュドスチール】 レビュー
プロトレック【PRW-5100‐1JF】を登山以外の普段使いで装着していた際、一緒にいた友人に言われたパンチの効いた一言。
「あれ?めずらしいね~G-SHOCKだなんて」
虚栄心旺盛な若かりし時代(?)の私は、一気に自分のプロトレックがダサく思えてしまいました(もちろんG-SHOCKは素晴らしい時計ですが、当時の私は物の価値が沸かず学生時計だと思っていた)
すぐに時計の買い替えを決意。登山にも使えて街でもそれなりのオシャレな腕時計・・・・
そこに白羽の矢が立ったのが、SUUNTO【コア ブラッシュドスチール】
SUNNTOと言えば、オシャレ東京マラソン女子が付けてるイメージです。
自然は嫌いだけどアウトドアアイテムは好きだYO!という渋谷系が付けてるイメージです。
とにかくスタイリッシュでオシャレ。30代のオッサンでもとりあえず装着してればそれなりのシティーボーイに見えるのでは?と勝手な妄想を抱いておりました。
コンパスモードの画面。
見ずらい・・・黒色の背面に白抜き表示は本当に視認性が悪い。アナログ針で磁北を刺してくれるプロトレックに慣れてるせいか、液晶表示は本当に見ずらい。
ライトも暗く、夜間はまず使えない(見えない)と思った方が良いです。
気圧&高度表示の画面。
せめて気圧と高度の表示は別にしてほしかった。それにしても本当に画面が見ずらいな~白黒反転できればいいのに。
そして一番使い勝手が悪かったのが、本体の各種ボタン。
前回のレビューでも書きましたが、押し心地が「グニュッ」っとまるでゴムを押し込んでるような感触で、押せたのか押せなかったのか分かりずらいです。
mountain-taka7l4bpu.hatenablog.com
それでいて手首等に当たって勝手に画面が切り替わってる事が多々発生するので、操作ロックは必須でした。が、そうなると高度や方位を確認する度に「ロック解除→グニュッ→イラッ→確認→ロック設定」のストレス行動を繰り返す必要が出てきます。
どんなにスタイリッシュで若者の間で流行ってる時計でも、肝心な山で使い勝手が悪いのでは本末転倒です。
ウレタンバンドは柔らかくて装着感がとても良いのですが、柔らかすぎて樹脂バンドと比べるとフニャフニャ感が大きすぎて少々装着の際に手間取ります。
しかしその分、伸縮性が高いので袖の上から装着する冬期登山では大活躍。ウレタンの賛否は人の好みに大きく左右されそうです。
裏面の様子。
ソーラー電池ではありませんが、電池交換は自分で簡単に行えます。amazon等を利用すれば交換用電池キッドもすぐに届きますので安心。
色々と書きましたが、見た目はクールでとてもオシャレな腕時計です。
盤面は約50mmと大きく厚みも相当にあるので、デカ厚時計が主流の今にはあってると思います。街で付けるには頑丈でオシャレで非常に良いのかなと。
そもそも登山目的でスチールモデルを購入した私の判断ミスが一番の失敗でした。
それにしてもスントの開発者の方は、実際のアウトドアシーンで検証したのでしょうか?ボタンの押し心地と画面の見ずらさだけが本当に残念。